村上春樹『アンダーグラウンド』の衝撃で、私の意識は30年前からなかなか帰ってこられなかった。
『アンダーグラウンド』村上春樹
— api@ストレスフリー主婦 (@apiapiapi7) October 25, 2024
NHK『映像の世紀 バタフライエフェクト』に地下鉄サリン事件が出てきて、この本の存在を知った。(ほぼ)ノンフィクションの証言集。この半日間、私の意識は30年前に在った。辞書かと見紛うページ数を一気読みさせる熱量を持ったすごい本に出会った…
続く↓ pic.twitter.com/CTGgNSPbIL
家族が話しかけても上の空、何しているときも地下鉄サリン事件のことに意識が飛ぶ。
そのことを旦那に話すと、「apiはほんま影響されやすいな〜」と言われた。ほんとによ。
先日もノンフィクション『母という呪縛 娘という牢獄』を読み、特大のダメージをくらったばかりだ。
一気読みから3日経ちようやく戻りつつあるが、関連ウィキペディアや記事を読み漁り、他のオウム真理教が絡んだ事件まで調べ出している。ちょうどNHK『新プロジェクトX』でも関連番組をやっていたので興味深く観た。
X/Twitterで検索しても、いまだにこの事件やオウムに対して発言している人は多かった。そのくらい世間の関心が高く、社会にとんでもない衝撃を与えた事件なのだと感じる。
共感性の話
自己分析ツールのストレングスファインダーで、私の共感性は8位。
普段の人間関係で私の共感性が発揮される場面はそんなにはないと思う。誰かと話しているとき、分かる〜!と発言することはかなりあるし、大抵の場合はほんとに共感しているのだが、感情までシンクロすることはあまりない。
だけど、本や文章にはめちゃくちゃ共感してしまう。
目から入ってくる情報だからだろうか?(私は耳から入る情報より、圧倒的に目から入る情報の方がインプットされる)
先に挙げたノンフィクションだったり、ひどい事件や災害は心身に影響が出るほどつらくなってしまう。事件の時間軸が現在に近いほど、それは顕著だ。昨日地下鉄に乗ったら、少し怖かった。
私が心を痛めたところで、被害者が救われるわけでも、何かが良くなるわけでもない。影響の輪の外のことだということは当然分かっている。ただただ共感してしまってつらいのである。
なのでニュースは見ないように、X/Twitterもしんどい話題を見たらすぐ興味ないを選択したり、可愛い動物の画像にいいねしたりしてタイムラインと自己の平和を保っている。
活発性の話
私の活発性は4位。猪突猛進という言葉がピッタリで、思い立ったらもうやらずにはいられない。
共感し影響を受けたら、すぐに調べたり行動したりして突き詰めてしまう性質が強い。
ラッキーなことに、それは今の人生において基本的にプラスに働いた。
昔『金持ち父さん貧乏父さん』に影響され、すぐ開業して物販ビジネスを始めたことが一番大きいけれど、細々したことなら数え切れない。
今回とても怖いと思ったのが、それがマイナスに働いた場合だ。
影響されるのがオウムのようなカルト宗教や反社会勢力だったら・・・?私の行動力ならそのまま深入りしてしまう可能性も十分考えられる。
オウムで麻原を盲信して数々の凶悪犯罪に手を染めた幹部たちは、ほとんどが高学歴のエリートだった。
どんなに優秀な頭脳を持っていても、影響される人や思想によって白にも黒にも染まる。それは歴史上においてもよく見られることだ。
共感性×活発性=影響されやすいことを認識して、とにかく気を付けた方がよい
私と同じように、共感性と活発性が高い人はだまされやすいのでとにかく気をつけて。
私もこの影響されやすく行動的な性質がプラスに働き続けるよう精進します。