グミ&パン著「夫婦でFIRE」を読んでFIREについて考えた

【PR】この記事には広告を含む場合があります。

仲良くしていただいてるグミさんご夫婦が本をご出版された。

それは私にとってかなり衝撃的なことであった。私の周りで紙の本を出版した人はこれまでいなかったからである。

しかもご恵贈いただけるとのお申し出。数あるフォロワーさんやお知り合いの中で私を選んでくださったことに震えた。

目次

グミさんとの出会い

最初に少し、グミさんとの出会いを振り返ってみたい。

私がグミさんを知ったのは2020年。YouTube「リベラルアーツ大学」のオンラインコミュニティ「リベシティ」でのことだった。

グミさんはそこで講師をされており、当時はミニーちゃんのハットをかぶった女性のアイコンだった。

(こ、この人はディズニー好きに違いない・・・!)

私はそう直感した。

その後ブログを拝読し、夫婦アカウントであることを知った。旦那さんがパンさんである。

リベシティに入って一番衝撃だったのは夫婦アカウントの方が大勢いらっしゃることかもしれない。

ネット上の活動をひた隠しにして墓場まで持っていきたい、アカウントなんて絶対に絶対に旦那に知られたくない私にとっては信じられないことだった。

資産形成という同じ目標に向かって夫婦で頑張る。なんてまぶしいんだろう。

それに憧れた私はブログでグミさんがストレングスファインダーで価値観の擦り合わせをされたのを知り、夫婦でやってみた。

それが2020年8月に書いたこの記事である。

>>夫婦の衝突の原因をストレングスファインダーを使って分析してみた

その後少しの期間だが同じ場所でお仕事をさせていただく機会があり、おそらくそこで知り合った。

それ以来、ディズニー、業務スーパーや名作少女漫画など共通の話題が楽しく、Twitterで仲良くしていただいている。

私たち夫婦がストレングスファインダーをやって2年。価値観の擦り合わせはいまだにできたとは言えない。

それほどに難しいことなのだ。

グミさんたちは激しい衝突を繰り返しながら私が超えられない壁を乗り越えたご夫婦。

私がグミさんご夫婦をリスペクトしている最大の理由はそこにある。

グミさんのFIRE

さて、本題に入ろう。

FIREについて簡単に説明すると「不労所得からの収入で生活し早期引退すること」である。

グミさんのFIREの仕方で最大の特徴は、再現性が高いこと。

本の帯にも「誰でもできる」と書かれているが、本当に誰でもできるのですごい。特別な才能がいらない。

私の知るFIREの民は「事業を当てた」「高収入を投資に当てた」「相続で不動産をもらった」という人がほとんど。

これを他の人が再現しようと思っても難しい。

詳しくは本やブログを読んでほしいのだが、グミさんのやり方をシンプルにまとめるとこうだ。

「夫婦2人で働き、支出を最適化し、残りを投資にまわす」

なんて普通なんだろう!(褒めてる)

この中で一番難しく肝になるのは、支出の最適化に違いない。

私も支出を最適化しているから分かるのだが、単に節約すればいいというものでもないのだ。

自分が何に幸せを感じるかを見極め、そこ以外はばっさりカットするメリハリが必要。お金を使う力が問われる。

独身なら自分だけがそれをやればいいので難易度はぐっと下がる。

夫婦なら他人同士の価値観を擦り合わせる必要が出てくるので、うちのようなお金の価値観が合わない夫婦の場合はとても大変。

うちも道半ばなので、グミさんのやり方を参考にしながらぼちぼち擦り合わせていこうと思う。

グミさんの名台詞

「夫婦でFIRE」の中で、価値観の擦り合わせ中に大規模な断捨離をされたときのグミさんの名台詞が出てくるのだが、何回聞いても傑作である。

ものを捨てずにあなたを捨てたい

本当によく離婚しなかったなぁと思う。私ならさっさと離婚してる。

この忍耐力があったからこそグミさんたちはFIREできたんだろう。

私は基本的にものを増やしたくないのですが、今では子どもまでがディズニーファンになってしまいました。
妻が戦略的にディズニー好きに仕上げたのです。

こちらは、つい「フフッ」と笑ってしまった箇所。

うちの場合は夫婦ともにディズニーが好きなので、子どもがディズニー好きになるのは必然だと思われるかもしれない。

でもそうではなく、私がこつこつとディズニーチャンネルや映画を観せて意図的に今の状況を作り上げたのだ。

ストレングスファインダーを見ても、私はグミさんとパンさんの中間のような性格をしているためどちらの気持ちも分かる。

グミさんのディズニーが好きな気持ちは手に取るように分かるし、直感を大事にしてポジティブな考えをする。

その反面、パンさんのものを増やしたくない気持ちも分かるし、分析好きで未来のことも考えている。

なのでお二人に親近感が湧くのだろう。

FIREしたいと思ったことがない理由

私はFIREに関して発言したことがほとんどない。というのは、FIREしたいと思ったことがないからである。

なぜなのか考えたら、二つ理由が見つかった。

一つ目の理由は、今の生活に満足していること。

今私はやりたい仕事だけを好きなだけして毎日ヨガや読書など好きなことだけするサイドFIRE的な生活ができている。控えめに言って最高である。

2022年に至ってはいろいろ重なり稼ぎすぎたため7〜11月は新規のお仕事を断っている、ほぼ働いていないFIRE状態。

これ以上何を望むことがあるだろう?

私の仕事は生活のためというより、やりがいや社会との接触を持つためにやっているので、FIREしてしまうと暇だろうなと思う。

二つ目の理由は、FIREしたら旦那が毎日家にいるのが苦痛だということ。

旦那がいるとお昼をちゃんと作らないといけないし、構ってちゃんの相手をするのも鬱陶しい。

私は一人が好きなので、平日の一人パラダイスを邪魔されたくない。

なんてひどい鬼嫁と思うかもしれないが、仲は普通にいい。どんなに近い間柄でも距離感が大事という話。

今の生活ができているのは旦那のおかげでしかないのでめちゃくちゃ感謝している。

ただこのままいくとうちもFIREしそうなので、そのときは事務所でも借りて出勤するかもしれない。

FIREは通過点

前述したように私はFIREを目指したことはないが、FIREをゴールや目的にしてる人は多いなぁと感じる。

流行りに流されてFIREしたいと思ってはいないか?

グミさんたちのように綿密なライフプランや戦略を考えられているか?

そこがふわふわしたままFIREしたら、次はどこへ向かえばいいのか迷ってしまうのではと他人事ながら心配している。

FIREしてからも人生は続く。むしろ長い人生の通過点でしかないだろう。

私の好きな7つの習慣の第二の習慣は「終わりを思い描くことから始める」であるが、まさにそれである。

「夫婦でFIRE」を参考にがんばれば本当に誰でもFIREできると思う。

家族みんなで自由で幸せな人生を送りたいという人には、買って損のない一冊だろう。

よかったらシェアしてね
  • URLをコピーしました!
目次