せどりは誰でも稼ぎやすいって聞いたから、ちょっとせどりに興味があるんだけど、実際どうなの?
apiはかなり長いこと物販やってたよね。教えて!
誰でも稼げるよ。私は6年頑張って最高で月50万稼げるようにはなったけど物販をやめた。稼げることと私がやめた理由を解説するね。
この記事を読むと、せどりやネット物販の実情が分かり、あなたに向いているかやトライする価値があるかを判断することができます。
私は2012年から2018年までせどりや輸入物販ビジネスを専業で頑張っていました。販路は独自ドメインのネットショップ(カラーミー)、Amazon、楽天、BUYMA(バイマ)です。
私の物販歴はこちら。
ネットショップで起業。趣味のディズニー商品をebayから輸入して無在庫販売。
ネットショップを見たAmazonと楽天からお声がけがあり出店。楽天は販売手数料が高いけど1年だけ安かったのでお試しでやってみることに。どちらも無在庫にまだ寛容だったというかむしろ営業までかけてきてくれてた今から考えると信じられない時代。利益率50%で最高月利50万。
楽天は予定通り1年で退店。ネットショップは競合が多くなり売上減。Amazonで他のものも売ってみようと国内せどりに挑戦し、向いてなかったのでやめる。薄利多売で年商1000万突破し消費税に泣く。
高単価で高利益率なBUYMAに注力を始める。再び最高月利50万。
BUYMAに一方的に垢BAN(アカウント停止)される。翌年ネットショップを閉める。
結論としては、
せどりや物販は稼げる。でもリスク分散を怠ると、ある日突然0になる可能性がある
こうなります。
自分は何も悪いことはしてないし大丈夫だと思ってるそこのあなた!
後述しますが、垢BANは誰にでも起こる可能性があります。私の場合もこちらに非は全くなかったと思っています。
では詳しく見ていきましょう。
Q.せどりや物販は稼げる? A.青天井に稼げます。
せどりや物販は初心者でも再現性が高く稼ぎやすいです。
商品に価値が既にあってそれに価格が付くからです。
例えばサービスを売りたい場合は権威性や信頼性、物販よりも高い販売スキルなどが必要になり物販より難しいですね。
ビジネスの基本が身につくので、万人におすすめできます。
物を売るというビジネスは古代から現代までずっと続いているビジネスで、将来的にもなくなりにくいと思われます。
私は物販をやめましたが、得たスキルは不要品をフリマアプリで売るときなど一生使えるので重宝しています。
稼げる額は青天井です。組織化し会社の規模を拡大してどこまでも伸ばしていくことができます。
私はセンスがなく月収50万止まりでしたが、私の友人でも、月商1000万超えとか月収100万超えとかざらにいますよ。
既にせどりや物販をやっていて利益が出ているなら、多店舗展開と外注化と仕入れ値を下げる工夫を
せどり市場はすぐ稼げるのに飽和しません。なぜか?
— api@リベ大フェス出店🎃かぼちゃポタージュ (@apiapiapi7) June 22, 2020
新規参入は多いけど、走り続けるのがしんどいから離脱者も多いんです。
利益が出てきたらぜひ早めに!
✅外注化→仕組み化で自分の仕事をどんどん減らす
✅ 物販は結局安く仕入れたもん勝ちなので、卸や輸入など競合より安く仕入れる方法を模索
先日ツイートしたように、走り続けないといけないのがせどりの辛いところ。
まあビジネスは全てそうなのですが、とくにせどりは現状維持=衰退です。
Amazonやメルカリで利益が出だしたら、早めに多店舗展開と外注化をしていくのがおすすめです。
多店舗展開の重要性はこの記事後半の垢BANの話で書くので省略しますね。
外注化は必須
時間が余っているならいいかもしれませんが、多くの人は副業や家事の合間など時間がない中取り組んでおられると思います。
自分のタスクがいっぱいだと、ルーティンワークで終わってしまってクリエイティブなことに時間を使えず、ビジネスが拡大していきません。
自分のタスクを空けるためには外注化(人に振る能力)が必須になってきます。
せどりに自分でないと出来ない仕事なんてありません。全てを外注化することができます。
例えば自分がフル稼働して10万利益が出ているなら、8万でフル外注化して自分のタスクを空っぽにし、勝手に2万が入ってくる状態を目指していった方がいいです。
普通の会社も、社長は何してるかわからないけど日々社員が働いて売上が勝手に上がってますよね。理想はあんな状態です。
私もMAXで10人くらいの外注さんに手伝ってもらっていました!
外注化について書き出すとキリがないのでいつかまた記事にできればと思いますが、クラウドワークスやランサーズなどで募集することができます。優秀な人がごろごろいます。
仕入れ値を下げる工夫をする
1つレベルアップしてこれができれば、小売価格で仕入れている競合せどらーの中ではかなり有利になります。
上のツイートで書いたように、物販で高く売る方法はありますが、結局安く仕入れたもん勝ちになる部分が大きいので。
利益が出たらその商品をもっと安く仕入れられないかを考えて、いろいろ試してみるのがおすすめです。
例えば、私はこんなことをしていました。
- メーカーに連絡
- 卸価格で仕入れられないか模索
- 直輸入
- 海外なら現地の消費税は払わなくていいのでそういう方法で購入
- 小売店に交渉して割引をもらう
- 送料を運送会社に交渉、などなど
他のビジネスに展開するのもあり
せどりを拡大させないならキャッシュが余ってくるので、他のビジネスに展開してもいいですね。
私のやっていた欧米輸入をはじめ、中国輸入とか、輸出とか、中古とか。たくさん物販ビジネスの発展形があります。
物販じゃないなら、株式投資とか、自己投資もいいですよね。
要はせどりと同時に他のことも育てていくのがリスクヘッジになるということです。
私が6年注力し最高月収50万稼げた物販をやめた理由
1. 理不尽な垢BANにあい、プラットフォームビジネスに失望した
✅私が6年やったせどり物販をやめた理由1
— api@リベ大フェス出店🎃かぼちゃポタージュ (@apiapiapi7) June 12, 2020
→バイマ垢BAN
真面目に積み上げてきたのに客に偽物通報され、海外デパート領収書等証拠提出しても取り合ってもらえず。他垢もあったけど失望し卒業しました。
プラットフォームビジネスは集客済で軌道に乗りやすいけど多店舗展開等リスク分散はした方がいい
私が物販をやめた一番直接的な原因はこれです。
私は2013年にBUYMA(バイマ)というブランド物の無在庫販売ができるプラットフォームのアカウントを作り、2018年まで活動していました。
私はBUYMAでは薄利多売と反対の、高単価高利益率で少ない数を売って自分の手間を減らす戦略を取っていました。
5年間で確か200を超えるくらいの良い評価を積み上げていたと記憶しています。
2018年のとある取引でお客さんから、届いたGUCCIの商品が偽物だと思うので鑑定に出しますと連絡が来ました。
BUYMAでは真贋が心配なお客さんを安心させるための鑑定サービスがあり、お客さんは自由にそこに出すことができるのですが、真贋鑑定の基準などは全く公開されておらず不透明で、何をもって真とし偽としているのかバイヤー(販売者)の間でも不信感を持たれています。
鑑定に出されると、それを販売したバイヤーは証拠となる書類提出を求められます。
その商品はFarfetchという海外ショップが多数出店するブランド物を扱うショッピングモールから仕入れた商品でした。
Farfetchは母体もちゃんとしているので偽物を売るなんてありえないし、分かりやすく言うと日本の楽天みたいなモールなので販売元のショップが大事になってきますが、ポーランドのデパートだったので安心しており気軽に、鑑定に出してもらってOKですと答えました。
お客さんが鑑定に出した後、BUYMA事務局から書類提出を求められ、Farfetchのインボイス(領収書)など証拠になりそうな書類を提出しました。
その数日後、偽物だったのでアカウント停止しますと一方的なメールが来たのです。
いやいやいやちょっと待ってよ、こっちはデパートの領収書出してるしGUCCI公式の店舗リストみてもそのデパートにGUCCIが入ってることは明白。どこ見て偽物って言ってるん?逆に偽物っていう証拠を出してよ!
って思ったし何回か抗議と謝罪メールを送りましたが、鑑定方法は秘密だしアカウントは復活しませんという定型文が返ってくるだけでした。
この後別のアカウントで再起をはかりましたが、評価が貯まってない状態だと売れ行きが半端なく変わるので、10人ほど抱えてた外注さんたちもほぼ切らざるをえなくなってしまいました。
本当に辛かったし、病みました・・・
ちょっと長くなってしまいましたが、この件で私はプラットフォームビジネスに失望しました。
プラットフォームビジネスは楽天とかAmazonとか、信頼が既にあって集客済みの媒体に乗っかって行うビジネスのことです。リベシティなどのコミュニティも含みます。
私がずっと積み上げていたつもりだったプラットフォームビジネスは、本当の意味での積み上げになっていませんでした。
私のようにこちらに非が一切なくても、ある日突然売上はゼロになりえます。
成熟したプラットフォームは1セラーの売上がなくなったところでなんの痛手もないので、疑わしいなら垢BANしておいたほうが安全ですからね。
対応策:うまくいっているうちに販路を広げよう!
最初はAmazonとかメルカリ1本でも、余裕が出て来たら販路を広げてリスクを下げましょう。
何も悪いことしてないのに垢BANって話は結構聞きますし、Amazonなんて入金まで止まりますからマジで倒産しますよ。決して対岸の火事ではないのです。
私が懇意にしている物販会社の社長さんはほぼ全員、いろんな販路で商売されています。
多店舗販売で売上を上げてリスクを下げることが、安定したビジネスの拡大に繋がります。
2. 物販が好きになれなかった
✅私が6年やったせどり物販をやめた理由2
— api@リベ大フェス出店🎃かぼちゃポタージュ (@apiapiapi7) June 12, 2020
→稼げても好きになれなかった
プラットフォームからのメールがストレスでした。無在庫メインのため受注しても在庫確保できるか心配。問合せは即レスするため旅行中も携帯を気にしないといけない。リサーチも苦手だった。
今の仕事が嫌なら別の道もあるかも
- トラブったら、解決するまで頭の中がそのことで支配される
- ほぼ永遠にリサーチが必要
- 無在庫メインなので受注メールは在庫が確保できるかまず不安にかられる
- 有在庫を抱えすぎてちゃんとさばけるだろうかという心配
- 不良在庫はいつ売れるんだろうという不安
- 問い合わせは即レスしなければ他のセラーから売れてしまうため、24時間メールを気にしなければならない
- 薄利多売だと簡単に売上1000万を超えて消費税納税事業者になってしまう
- 売上に対して利益率が低くなりがちで、数字の上では利益が出ているはずだけど残高は全く増えていかない
- キャッシュフローが滞るとマジで詰む
一つ一つ詳しく書きたいけどキリがないので省略しますが、こんな感じで私には物販があまり向いていませんでした。
プラットフォームからのメールが来るとおそるおそる中身を確認する毎日で、胸を張ってこの仕事が大好き!とはとても言えませんでした。
私はミニマリストであまりモノを買わないし、特にBUYMAでは全く興味もないブランド物を売っていたので、自分の商品が欲しいお客さんの気持ちがあまり分からなかったんですよね。
この件は悩んで他の社長さんたちに相談したのですが、特に自社の商品が好きでもない人も結構いたので、私にセンスがなく月収50万止まりだったのが原因なだけかもしれません。もっと稼げてたら変わってたのかも。
まあ垢BANの件がなければ、このストレスには目をつぶったままずっと今も続けてただろうなとは思います。
私はゼロから立ち上がってまた積み上げられるほど物販に情熱を持てませんでしたし、プラットフォームに頼りすぎないビジネスを構築することが今後のために必要だと思い、物販規模を徐々に小さくして最終的にやめることに決めました。
3. せどりは自分の信念に反したため1年もたなかった
✅私が1年で国内せどりをやめた理由
— api@リベ大フェス出店🎃かぼちゃポタージュ (@apiapiapi7) June 12, 2020
→自分の信念に反した
2014年当時はお店に行き機械で商品のバーコードを読み取りスマホで利益が出るか調べるのですが後ろめたかった。
電脳せどりはライバルが全国になるので私のリサーチ力では勝てません。
儲かっても転売ヤーにはなりたくありませんでした。
私は転売ヤーって日本国民全員に忌み嫌われてる存在じゃないかと思ってて。
今だとNintendoSwitchが高く転売されたりして、手に入らず困っている人がいます。
コロナが流行りだした頃だと、マスクが転売ヤーのせいもあって買えなくなり、みんな困りました。
私はそんな転売ヤーにはどうしてもなりたくなかったです。
国内せどり(地元での店舗せどり、国内ネットショップでの電脳せどり)にトライした期間は多分1年もなかったと思います。
今は多分スマホカメラでバーコードを読み込むんでしょうけど。私が店舗せどりしていた当時は、手のひらサイズのバーコードリーダーでお店のバーコードを読み込んでスマホで利益が出るか調べて仕入れるということをやっていました。
別に万引きとか悪いことをしているわけではありませんが、店員さんの目を盗んでバーコードを読み取るのはすごく後ろめたい気持ちでした。
電脳せどりで安く買った商品を高く転売するのも嫌でした。
その買ってくれたお客さんは本来なら私と同じ価格で安く手に入れることができるのに、私が仕入れることでその在庫を1つ奪っているからです。
国内せどりをされている方を否定するつもりは全くありませんが、私は自分の正義感と信念に従ってやらないことを選択しました。
もし私と同じような後ろめたさを感じながらせどりをやっている方がいらっしゃったら、輸出入とか別の物販ビジネスにシフトしてみるのもいいのではと思います。
私がメインでやっていた輸入物販も同じでは?って思われるかもしれませんが、小売価格で買ってるわけではなく交渉や工夫で仕入れ値を下げているので、私の中では明確な違いがあります。
せどりや物販は稼げるのか?まとめ:稼げるけど、リスク分散しないとある日突然0になる可能性がある
- せどりや物販は青天井に稼げる可能性があるビジネス
- 多店舗展開でリスク分散しよう
- 外注化で自分のタスクを空けよう
- 仕入れ値を下げる努力をしよう
- プラットフォームでの積み上げは本当の意味での積み上げではない。垢BANは誰にでも起こり得る
せどりや物販をやろうとしている人、やっている人にぜひ知っておいてほしいことをいろいろと書いてきました。
私のようなことにならないためにリスクヘッジを考えるきっかけになってもらえたら、そしてせどりや物販でどんどん利益を上げていってもらえたら私も浮かばれます。ぜひ私の屍を超えていってください!
あの垢BANがなければ私は現在も物販をやっていることでしょう。
今では、惰性で続けてた物販を卒業するいいきっかけになったとも思えるようになりました。時の流れって素晴らしい。
神様からの「お前もう嫌な物販やるのやめとけ、これからは自分の心に正直に生きろ〜」っていうおぼしめしですね、きっと!!!
では、まったね〜