リベ大フェス2023に出店してみた【リーダーのあり方とは】

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フェス出店に興味ある人

次のリベ大フェスの出店に興味あるなぁ。
実際出店した人にどうだったのか話を聞いてみたい。
どのくらい利益出るのかな、それとも赤字かな?

こんにちは、apiです。

2023年7月15日〜17日に幕張メッセで行われたリベ大フェス2023というイベントに「時短家電ホットクックのかぼちゃポタージュ」という飲食ブースで出店させていただきました。

この記事では、次回出店を考えている人、リーダーとしてやチームビルディングに悩んでいる人、apiのブース運営に興味がある人に向けて、リベ大フェス2023についてや、リーダーの私のタスク、当ブースの収支などを振り返って記録したいと思います。

よかったらお付き合いください。

目次

リベ大フェス2023当日までのスケジュール

イメージしやすいように、最初にざっくりしたスケジュールを載せておきます。リベ大フェス2023の開催が発表された2022年12月から、フェス当日の2023年7月までの半年間はフェス準備に追われる日々でした。

2023年
企画書作成

・ブースメンバー確保

2023年
出店決定

・ボランティアメンバー確保

・看板デザイン決定

・仕入れ先の選定

・PR提出物の作成

2023年
PR提出物〆切

・レシピの最終決定

・保健所申請関連

・衣装の作成

2023年
フェス本番

・PR追い込み

・大口注文配達サービスの事前予約受付

私の場合は4月までがかなり忙しくて、前倒しで準備できたことや他のメンバーメインで進めてもらうタスクが多くなったことから、5月〜6月は余裕がありました。

リベ大フェス出店ブースリーダーのお仕事

多岐にわたる出店ブースリーダーのお仕事を解説していきます。リーダーの数だけやり方はあるので、一例として読んでね!

メンバー確保

出店を決めたら、まずはメンバーの確保が必要です。

私の場合はTwitterで軽くつぶやいてみたらメンバーが集まったので全く苦労しませんでした。ありがたや。

このツイートから全てが始まり、リプくれた方に声をかけていきました。

このやり方でよかったのが、私に好感を持って信頼してくれておりかつ出店への意欲が高い人だけを集められたことです。これは後述するチームビルディングにおいてとても大きな意味を持っていました。

サブリーダーについて

サブリーダーはリーダー(自分)にない資質を補ってくれる人にお願いするとうまく回るんじゃないかなと思ってます。

私にあるのはリーダーシップ、ものごとを推し進める力、人望と信頼、ポジティブ。でも綿密な計算能力や数字を細かく追う力、慎重さ、細やかな気配りが欠けているのは分かっていました。参謀タイプの人がほしかった

テンさんが参加したいってリプくれた瞬間からサブリーダーをお願いしようと決めてました。総じて能力が高く私に足りない資質を持っていることはもちろん、リベに入って初期にできた友達の1人で人柄もよく知っていて、安心して全部任せられる人だったからです。

ブログ部でも活躍してた人なのでブログ部ブースの皆さんにはとっちゃって申し訳なかったですが、私にはテンさんが必要でした。テンさんがいなかったら今回のブース出店はできなかったとすら思っています。

フェス後にテンさんが書いた、当ブースについて素晴らしくまとまってるレポートがここにあるので、リベシティの民はぜひ読んでみてください。
時間帯ごとの販売数や決済方法の割合などのデータ分析、テンさん視点でのうまくいったこととうまくいかなかったことなどが載ってます。私のこの記事より参考になるよ!(笑)

企画立案

企画を通さないとせっかく集めたメンバーも無駄になってしまいますね。

企画を通すときのポイントは提案と全く同じです。この記事に詳しいので未読の人は読んでね。

結局は相手が何を求めているか?それを自分なりに考え提示するということ。

リベ大フェスの場合はフェス運営さんが何を求めているかになります。出店マニュアルをよく読みましょう。

私はリベ大の理念に紐づけて企画を提出しましたが、今年のフェスを終えて一番求められてたのは「交流」だったと感じました。

次回出店したい方は「交流」を企画に盛り込むと、おそらく好感触だと思います。
あと会員区分もトラとかパンダに上げておいた方がいいよ。

提出し通った企画書はこちらです。

api

まあ私が企画を出すんだから通って当然ではある(笑)

ただ委託展示については下記ツイートのとおり実現できませんでした。楽観的な私が今回のブース出店で唯一失敗したのがこれだと思ってます。申し込んでくださった方には本当に申し訳ありませんでした。

さて、企画を通してからが本当のスタートです!

全体管理、ディレクション

実は私、リーダー経験は1回だけでした。会社員もペーペーの25歳までしかやってなかったし、その後は孤独な個人事業主だし。唯一の経験は、輸入物販をやっているときに10人の外注さんを束ねていたことだけ。

その後チームでお仕事する機会があり、私にはチームは向いてない、リーダーしかできないなと感じていたので不安はなかったですけどね。

出店が決まり、基本は立候補で誰にどのタスクを振るかを決めました。どうしても仕事量、仕事の重要度に偏りが出ますがそれはしょうがないです。もしバランスを取れるなら取りたいところ。メンバーの得意を活かして担当してくれたので助かりました。

ディレクションで意識していたのは、メンバーを信頼すること。

一度任せたら、絶対に期日に間に合うように全員やってきてくれると信じていました。よっぽど音沙汰ないときはDMでつついたりしてましたが、基本はおまかせ。そして全員が私の信頼に応えてくれたので感謝しています。

api

私はせっかちなのでつい先回りしたくなりましたが、ガマンガマン

チームビルディング

17人を束ねる私のチームビルディングについて準備期間中もたまに質問いただいたりしていたのですが、特徴は以下のとおりです。

  • トップダウン方式
  • 圧倒的なリーダーシップと求心力
  • お金以外でメンバーに還元
  • メンバーのケア

❶トップダウン方式

おそらく他のブースさんは横の関係のチームが多いんじゃないかと思いますが、うちは完全に縦の関係でした。それがチームビルディングがうまくいった最大の要因だと考えています。

私がやりたいことや方針を打ち出し、それをみんなで実現、実行していく形。例えていうなら、学長の鶴の一声で運営さんが実現に向けて動くリベシティの超小さい版みたいな感じですかね。

横の関係だと、各々のやりたいことが食い違ったときにすり合わせるのが大変なんじゃないかな。今フェスでも空中分解しちゃったブースがいくつもあると聞いています。

トップダウン方式はやることが明確だし手戻りもほぼないので、メンバーも動きやすいと思います。

❷圧倒的なリーダーシップと求心力

メンバー確保のところで書いたように、私に対して好感を持ち信頼してくれているメンバーが集まったおかげで、私が圧倒的なリーダーシップを発揮するだけでチームはまとまりました。正直他のブースさんより簡単だったと思われます。

これは本当にメンバーがよかったからで、仮に私への信頼がない知らない人たちのチームに私がリーダーで入ったとして、うまくまとめ上げるのは難しいと思うんです。私についてきてくれたメンバーに感謝ですね。

うまくできたかは分かりませんが、私の意見が通りすぎないように、気軽に意見を言える雰囲気づくりには気をつけていました。

また、ブース内で私が一番働いていたと自負しています!!!(笑)リーダーは背中でメンバーを引っ張るのです。

❸お金以外でメンバーに還元

メンバーは忙しい中、自分にできる最大限のことをやってくれていました。

私はなるべく売上を立てて報酬も多く出したいと考えていましたが、メンバーの稼働時間に見合う報酬が出せないことは最初から分かっていました。

そもそもみんなお金目的じゃなく、経験や交流したかったり、私と何かやりたいと集まってくれたんだと思うんです。だから私のブースに参加してくれた意義をお金以外で感じてもらいたかった

そこで私の発信やマーケティング手法、考えていることについて随時解説したり、フェス当日のボランティアメンバーを含めたzoom懇親会を月1で開いたりしました。メンバーのために、今後の役に立つ学びやお金に換えられない価値を提供することはとても意識していましたね。

api

私の想いがみんなに伝わっていたら嬉しいな

❹メンバーのケア

基本的にとても意欲的なメンバーが集まってくれましたが、準備を進める上で発言の頻度や参加度にばらつきはどうしても出てきます。

最近発言を見てないなとか、少し気になるメンバーには個別でDMしたり、リアルで会えるならそのときに声をかけたりなど、気遣い力に乏しい私なりにケアしようとはしていました。

準備期間が4〜5ヶ月とかなり長いので中だるみしたり、途中で士気が下がることもあります。そういうときほどリーダーが調整できるといいですね。

ボランティアメンバー募集とシフト調整

3月下旬にブースメンバーで当日来れる人が少なくて絶対回らないことが判明したため、当日のみのボランティアメンバーを募集することになりました。

この頃は私の戦略で集客も兼ねて露出を増やしていたので、全ブースの中で1番早くボランティアさんが9人も集まり、丸1日で締め切ることに。人気ブースという印象づけもできてよかったです。

みんなフェス当日の予定を早く確定させたいかなと思ったので、ボランティアメンバーが確定してすぐにシフトを組みました。3月末にはシフトが決まっていたので全ブースの中でも1、2を争う早さだったのでは。

シフトが早く決まってたのありがたかった〜と複数人に言ってもらえたので、リーダーはできるだけ早めにシフトを組んであげると喜ばれます!

ミーティングや懇親会zoomの開催、日時調整

このツイートに書いたように、ミーティングは月1回の合計4回、当日ボランティアメンバーも交えた懇親会が3回だけでした。これは他ブースの方に結構びっくりされましたね。

家族がいると夜のzoomもなかなか参加しづらいのですよ。実は私も一度zoomの私の声がうるさいって旦那に怒られて険悪になりました…

なので最小限のzoomですんだのはありがたかったですね。メンバーの優秀さのおかげです!

商品の試作

試作はたらちゃんと一緒にやりました。実はかぼちゃなどの原価が高すぎて、もともと作っていたかぼちゃポタージュのレシピのままでは売値が800円とか高くなってしまいそうだったんです。

最終的にかぼちゃポタージュとパンのセットで500円で販売しましたが、500円にできたのは試作を重ねて原価を下げつつも満足度が高く美味しいポタージュにたどり着いたから。

「ポタージュ美味しかったよ!」という感想をたくさんいただけてとても嬉しかったです!

api

私としては、この美味しいポタージュに塩しか入ってないことに驚いてほしかったので、それが伝わっていればいいな〜!

(プロデューサーが独自に1000枚も作ってくれていた)私のステッカーをフェス当日にもらってくれてホットクックがおうちにある人はぜひ、QRコードからレシピを見て作ってみてくれたら嬉しいです。

外部(フェス運営さん、お隣ブース、外注さん)との窓口

リベ大フェス運営さんと出店リーダーとサブリーダーのみ入れる、重要な情報がやりとりされるチャットがあります。流れが速いチャットなので、1日チャットを見れないだけで追うのが大変。

このチャットを随時追って、メンバーに情報共有するだけでも結構大変でした。リアルタイムで追えてないブースは何かの〆切に間に合わなかったりして、フェス運営さんに泣きついてるのをよく見ましたね…

さらに飲食ブースは保健所申請関連などで直接フェス運営さんとやりとりする必要がありました。また途中からお隣のブースと合同で保健所申請するよう変更になったため、お隣のブースとのやりとりも必要に。

外注さんとしては、看板デザインを原空花さんにお願いしたのでイメージのすり合わせなどのやりとりが発生しました。私の頭の中のイメージをくみとりめちゃくちゃ可愛く仕上げてくださって、からかさんにお願いして本当によかったです。

この看板デザインを4月にバシッと決定できたことで、あとの細々した部分で世界観の構築、演出がやりやすかったです。

デザイン

今回のフェスで一番負担が重かったタスクです。

フェス運営さんから求められたPR用提出物の量が半端ない上に、看板、ブースで使う制作物。どのブースでもデザイン担当に負担が重くのしかかりました。

私はお店の世界観は超重要と考えています。なのでデザインについて一切妥協はできません。

うちは看板デザインを外注したからかさんに素材も作ってもらって、その素材を組み合わせてデザインを仕上げました。デザインできる人がいなかったので私と、途中からくろさんに入ってもらい2人でやりました。

このタスクが本当に重くて、私1人だとかなりきつかったと思います。この記事で解説しているようにリーダーは他のタスクもたくさんありますし…

デザインができる人がメンバーにいるととても助かりますが、負担がすごいのでなるべく分担できたらいいですね。1人に集中しちゃうと不満が出るかも。

マニュアル、オペレーション作成

私の頭の中にあった当日のオペレーションをGoogleスプレッドシートに言語化して共有。zoomのときに口頭で説明を行いました。

なるべく単純になるように、みんなが動きやすいように意識して作りました。ホットクックのおかげで調理も簡単でしたね!

複雑なオペレーションになると人的ミスが発生する確率が高まります。なるべく簡略化しましょう。

集客、PR

基本的にうちのPRはTwitterが主戦場でした。私のマーケティング戦略により、ブースの専用アカウントを作らず下記ハッシュタグに情報をまとめていく形式にしていました。

#時短家電ホットクックのかぼちゃポタージュ

ブースのアカウントを作らなかった理由はいろいろあり、メンバーには解説していました。その中から一つ理由を挙げると「個人が埋もれるから」。リベ大フェスに出店した目的の一つとして「名前を売る」ことがあったので、その目的を達成するためには、個人アカウントで各々が発信した方がよいと判断しました。

問題は私に属性が近いメンバーが集まっていたので、目立ちたい陽キャがいないこと…(笑)フェスが迫ってきた7月上旬はPRに疲れ果てていました…

api

PRってほんとしんどいんだよ…宣伝ばっかして申し訳ない気持ちになるの…

集客には成功しましたが、夜フェスのワインセットと大口配送サービスをやってることの周知が足りてなかったので少し反省です。

また、PRの一環としてこのやばい衣装を着ました。

写真は1枚もないのでイラストをどうぞ!看板デザインと同じ原空花さん画ですよ!イラストかわいいね!!!!!

フェス1ヶ月前に当ブースの世界観担当兼プロデューサーのあでぺんちゃんからこの衣装を着るように言われ、みんなからの期待に応えなければ…!と着れる状態になんとかメンタルをもっていきました。こんなにメンタルと向き合ったことがあっただろうか。いや、ない。(反語)

こんなの着て許されるの25歳までだよ…?私の資質(ストレングスファインダー6位)の責任感がめちゃくちゃ仕事しましたわ…

フェス当日はなぜかみんな喜んでくれたので…まあがんばった甲斐があったかな…と思います…

api

でも次があるなら普通の服が着たい

細々したタスク全部

これが結構大変でした。日々細々したタスクが発生するんですが、誰かに投げるまでもないので自分が全部こなしてました。

唯一サブリーダーには雑にタスクをぶん投げたりもしてて、サブリーダーはそれを丁寧に他の人に投げてたのでもっとぶんぶん投げたらよかったのかもしれないです(笑)

時短家電ホットクックのかぼちゃポタージュブースの収支

約25万円の黒字でした。ブースメンバーで分けるので一人当たりは薄利です。

  • 売上:約72万円(かぼちゃポタージュとパン、夜フェスセット売上)
  • 経費:約47万円 (出店料、レンタル備品、ホットクック輸送費、仕入原価、消耗品、看板デザインと印刷代、衣装代などなど)

特筆すべき点として、飲食ブースとしては経費がかなり安い方だと思います。安くすんだ要因はこちら。

  • リーダーもサブリーダーも超!倹約家
  • 備品のレンタルを必要最小限に抑えた
  • 調理器具ホットクックをみんなで持ち寄った
  • 物販をやってるガメさんが契約運賃を使わせてくれたり、仕入れのため車を出してくれたりした
api

こうして振り返ると、倹約家らしく経費をできる限り抑え、売上はそこそこで利益をきっちり確保するスタイルが、とっても私らしいな〜と笑っちゃいます。

冷蔵冷凍庫など備品のレンタルはめっちゃ高いです。備品を多くレンタルしたら売上もたくさん上げないと厳しい!氷を使う系の飲食ブースはがっつり売り上げられるようがんばってくださいね。

リベ大フェス出店のメリットとデメリット

メリット

  • 稀有な経験ができる
  • 自ブースに会いに来てもらえる
  • リベで知名度が上がる

時間とお金が余ってる人や交流メインでリベにいる人なら、リベ大フェス出店は面白い経験ができるのでおすすめですね。

個人的には、17人を率いた経験は何ものにも代えがたいです。個人事業主は孤独で、なかなかそんな機会はないので。リーダーとして責任を果たすことができて、さらなる自信にもつながりました。

デメリット

  • 準備期間からの稼働時間、新幹線やホテル代などを含めると大赤字
  • フェス関連タスクが重すぎるので、本業や副業などの仕事がおろそかになる

稼ぎたい人や副業を伸ばしたい方には全くおすすめしません。作業時間を大幅にフェス準備にとられるので売上は下がります。フェス当日の物品は売れますが、出店料がかなり高いので儲かりません。マネタイズのタイミングをフェス後にするならまだアリかな…?

大変なのは困るけど少しだけ出店者側で楽しみたい程度でしたら、当日のみのボランティアが軽くていいと思いますよ。

リベ大フェス2023に出店してみたまとめ

私の個人的な感想としては、このツイートのとおりです。

あと気づいたことは、自分はメンバーのためならがんばれるってこと。

私は頂いたお仕事については当然100%がんばってやるんですけど、新しく広げていこうとか営業かけたり案件に応募してもっと稼いでいこうみたいなことをもう思えなくて。正直もうお金のためにはがんばれないし、やる気も出ないんです。私を必要としてくれる人だけに私のサービスが届けばそれでいいかなと。

だけど今回フェスに出店してブースを成功に導くことができた。それは一緒にがんばってくれたメンバーのためでした。

もし私が仕事にもっと力を入れていこうとするなら、自分のチームなり会社なりを作ってリーダーとしてそれを回すのがよさそう。メンバーの生活がかかってくるので私の責任感がめっちゃ仕事しそうです。それが分かったのはよかった。

今年は0からブースを作り上げたのでかなり大変でしたが、もし来年同じホットクックブースを出すならもっと工数を減らせるしブラッシュアップすればいいのでラクな気はしてます。

来年のリベ大フェスに出店するかは全くの未定ですが、この記事を読んで私のブースに参加してみたいという方はその旨を私に伝えておいてくださいね〜!もし出店する場合はお声がけするかも?

api

では、まったね〜

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